寝ぼけながら映画『花とアリス殺人事件』の感想をしたためたい
今回は寝起きの状態で
映画『花とアリス殺人事件』のお話をしたい
ーーー
今回お話するのは以下の3つで御座います。
◎要旨
◎チェックポイント
◎まだ見たことない人に一言
ーーー
◎要旨
主演は蒼井優
と
ーーー
バリバリによかった。
めっちゃ泣ける。
しかも「泣かせるポイント」じゃない所で泣ける
主人公の“有栖川徹子ありすがわてつこ”がもつ中学生としてのシズル感が半端じゃなく
彼女が「走る」シーンの迫力たるや!
(あとで詳しくお話するとして)
ーーー
1回実写で撮ったものをアニメーションに「なぞる(マジでなぞっているので原作『花とアリス』と同一のカットが多い)」ように制作されていて、実写にはできない色彩描写とタルい動きが良いです。
そしてリメイク作品のため、岩井俊二監督が「この部分やり直してぇ」って思ったところをキッチリ修正してあるのです
ーーー
◎チェックポイント
先にも申しましたが、『花とアリス殺人事件』で個人的に(個人的に)1番感動したのが“主人公が走るシーン”です
「足が速い」っていう設定が明らかになった直後に、「足が速くて良かったね〜!」みたいな伏線回収があります
でも伏線がどうこうってよりも、“走るシーン”だけ明らかに力が入っていたように感じます
音楽と、スローモーと、カットみたいなところが
ーーー
彼女が彼女自身を内省しつつ、いろんな出会いと別れを繰り返して位置を変えていきます(一番最初に引越しから始まるものね)
とくに物語上ぜんぜん関係ないオジサンとの出会いは必見です
ーーー
◎まだ見たことない人に一言
別にそれでもいいと思います
作品としてのクオリティがめちゃくちゃ高いので
原作がどうのこうのじゃなく楽しめます
観といた方がいいのかもしれないけど
あと最後に1つ
主人公は中学生だけど、「見たから若返った気分!」みたいなことには一切なりません
主人公の根幹を揺るがすような心境の変化もおきません
主人公をただただ1人の人間として好きになれる作品です
以上