○○な時に書くやつ

めちゃくちゃな文章でいろんなことが書かれてあるヤツです。楽しい気分のときに読んでみてください

寝ぼけながら映画『花とアリス殺人事件』の感想をしたためたい

今回は寝起きの状態で

映画『花とアリス殺人事件』のお話をしたい

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今回お話するのは以下の3つで御座います。

◎要旨

◎チェックポイント

◎まだ見たことない人に一言

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◎要旨

花とアリス殺人事件』は岩井俊二監督の作品。

2004年に公開された映画『花とアリス』を“ロトグラフィー”という技法を使ってアニメーション化したのが『花とアリス殺人事件』です。

主演は蒼井優

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バリバリによかった。

めっちゃ泣ける。

しかも「泣かせるポイント」じゃない所で泣ける

主人公の“有栖川徹子ありすがわてつこ”がもつ中学生としてのシズル感が半端じゃなく

彼女が「走る」シーンの迫力たるや!

(あとで詳しくお話するとして)

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1回実写で撮ったものをアニメーションに「なぞる(マジでなぞっているので原作『花とアリス』と同一のカットが多い)」ように制作されていて、実写にはできない色彩描写とタルい動きが良いです。

そしてリメイク作品のため、岩井俊二監督が「この部分やり直してぇ」って思ったところをキッチリ修正してあるのです

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◎チェックポイント

先にも申しましたが、『花とアリス殺人事件』で個人的に(個人的に)1番感動したのが“主人公が走るシーン”です

「足が速い」っていう設定が明らかになった直後に、「足が速くて良かったね〜!」みたいな伏線回収があります

でも伏線がどうこうってよりも、“走るシーン”だけ明らかに力が入っていたように感じます

音楽と、スローモーと、カットみたいなところが

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花とアリス殺人事件』は主人公のロードムービーのようでもあり

彼女が彼女自身を内省しつつ、いろんな出会いと別れを繰り返して位置を変えていきます(一番最初に引越しから始まるものね)

とくに物語上ぜんぜん関係ないオジサンとの出会いは必見です

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◎まだ見たことない人に一言

僕は原作『花とアリス』を観ずに『花とアリス殺人事件』を見てしまいましたが

別にそれでもいいと思います

作品としてのクオリティがめちゃくちゃ高いので

原作がどうのこうのじゃなく楽しめます

観といた方がいいのかもしれないけど

あと最後に1つ

主人公は中学生だけど、「見たから若返った気分!」みたいなことには一切なりません

主人公の根幹を揺るがすような心境の変化もおきません

主人公をただただ1人の人間として好きになれる作品です

君の名は。』は観てないけど、『君の名は。』に匹敵するほど面白いと予見しています

以上