『夫のちんぽが入らない』を読みました
「いきなりだが、夫のちんぽが入らない。」
こんな一節から始まるエッセイを読みました。
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おどけた言い回し、1mくらい離れたところから語り掛けてくるような文体、
ささくれたユーモア。
一言でいうと「読みやすいせつなさ」。
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すっごく面白かった。
自然と笑えるし、ふわふわ泣ける作品です。
たぶんコレ、映画化するんだろうなぁ...
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人はだれしも言い出し得ない「哀しい出来事」を内に秘めているものだし、
僕だってそう。
誰でも過去にすごい絶望を感じて、いまだにそれを抱え込んで生きているものだし、
僕だってそう。
「めちゃくちゃ辛いことが重なっても、周りの人よりできてなくても、何事から逃げていても、なんにも理解できなくても、生きていていい」
というメッセージめいたものを読んでいて感じました。
『夫のちんぽが入らない』、老若男女におススメ!
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書店に赴いて、「スミマセン、『夫のちんぽが入らない』っていう本探してるんですけど」と言うのはけっこう勇気が要る。